月曜日 東地区 “フ”ブロック 28b
アメコミに馴染んだ人でないとこの
ディック・グレイソンという名前に馴染みは無いかもしれません。
スーパーマンがクラーク・ケントであるように、バットマンがブルース・ウエインであるように、ジョン・ジーョンズがジョン・ジョーンズであるように(まんまだ)。バットマンのサイドキック(相棒の事ね)であり、ティーンタイタンズのリーダーでもある
ロビンの本名こそがディック・グレイソンだったりするわけです。
このロビンというのは4代目まで存在しまして、ディック・グレイソンはその初代です。
彼はジョーカーに重傷を負わされた際に『このままでは自分のせいでロビンは命を落としかねない』と判断したバットマンにクビを言い渡されてしまいます。結局自分を相棒として信用し切れていないバットマンに対し(まあバットマンは誰も信用しないのが常ですが)ディック激怒。ゴッサムシティに別れを告げると自分のような若手のヒーロー達を集めてティーン・タイタンズを組織、更にロビンのコスチュームを捨てて新たなヒーロー、
ナイト・ウイングとして一人立ちするわけです。
あ、カートゥーンネットワークで全65話にも渡って放送されていたティーン・タイタンズの主人公のロビンは3代目のティム・ドレイクに初代の設定を混ぜてあるとかいう話を聞きました。
んで。それを踏まえた上で今回見つけてきた動画はこちら。
GRAYSON ーロビン再びー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1729421
以前紹介したバットマンvsプレデター&エイリアンや、バットマンvsスーパーマンなんかと同じくプロモーション用の映像っぽいです。
ディックは後々警官になるんですが、この映像はそれ位老いていい感じのオヤジキャラになったディックが主人公。
バットマンが死んだ、という衝撃的な状況からストーリーはスタート。ディックは妻の反対を押し切り再びロビンとしてゴッサムの土を踏みます。歳が歳なんだしせめてロビンのコスチュームのカラーリングとかねーだろ、か思ったりもするわけだけど。
どれだけその体を鍛えても自分の力では及ばないスーパーマンやワンダーウマン、グリーンランタン等の超人達との確執と対立。ジャスティス・リーグを通じて彼らとの友人関係が成立していたからこそ表立っては出てこなかったバットマンの内面のもやもやがロビンを主人公にする事で噴出してくるわけですよ。
そしてその無力感さえ感じてしまう状況で、血と泥に塗れてボロボロになって、悪と戦う事をやめないロビンの姿はまさにアメコミヒーロー。血と泥に塗れてても涙は流さない辺りまさにアメコミヒーロー。
ああ…ちゃんと映画化して欲しいなあ、コレ。ちゃんと作ればしっかり傑作になりそうなネタだと思うんだよね。今すぐ作って放映するにはバッツとスーパーマンの関係性とかが日本に浸透してない、っていうのはあるだろうけどさー。
ちなみにこの映像、背景設定はオフィシャルの物から色々アレンジを加えた感じです。
元バットガールのバーバラと結婚して子供がいる、というのはいいんだけどオフィシャルだとキリング・ジョークでジョーカーに撃たれたバーバラは車椅子になったじゃーん、とか。
あれ?スターファイアとロビンの間に子供がいたはずだけどアレはティムとの子供って事になるの?とか。
アメコミスキーはどーでもいい部分ばっかし気になったりするわけなんですけれど(笑