人気ブログランキング | 話題のタグを見る
スパロボ話・其の四
そんなわけでいよいよスーパーロボット大戦αの話。
何故いよいよか?それはαシリーズからスパロボは今までになかった方向での「同人受け」をするようになっていくからです。

システム面での特徴は画面が斜め見下ろし形式になった事。『魔装機神』の時もそうだったんですが、今回はユニットの向きや高低差によるタメージの修正、ZOC等は排除されています。あくまでそれぞれの位置関係を見やすくするための演出ですね。
一応「離れていると当たりにくく、近付くほどダメージも大きくなる」とか「原作中で恋人同士だったキャラが側にいると補正が入る」とかありますけれど『看板システム』って程のインパクトは無いです。逆にとっつきやすいかもね。
あ、ポケステともつながります。

それとインターミッション画面でそれぞれのキャラがバストアップで表示されるようになったこと。アイコンサイズに過ぎなかった今までよりも、キャラの雰囲気が捉えやすくなっています。

戦闘演出は攻撃手段によってロボのグラフッイクが変化している、カットインが入る等、今まで重ねたノウハウを使った強化は行われていますが大きな変化はありません。

ゼロからの新規参入のロボットはマクロス&マクロスプラス、そしてジャイアントロボですね。
ガンダムとマクロスというリアルロボ系二大ビッグネームの共演は少なからずわくわくしたもんだし、スパロボをやってきた人間には輪をかけてわくわくする組み合わせがありました。
『魔装機神』と『SRX』の共演です。
今まで世界観を異にしていたバンプレストオリジナルのキャラが同時に登場したのはこれが初になるわけです。

ストーリーのスタートはガンダムの1年戦争時。確か「やらせはせんっ!やらせはせんぞぉっ!」とやってる真っ最中に宇宙からマクロスが降ってきて戦争は一時中断。それから一年後、みたいなところから始まります。


さて、何故ここから同人受けが始まったのか?正確に言えばまだこの段階では同人受けは始まりません(ぉ)
後に巨乳キャラとして同人受けするクスハ=ミズハが主人公として本格的に登場しだすのがこの作品からです。
つまりどういうことかというと、「オリジナル主人公」というものによりしっかりスポットが当たるようになったということです。
今までの作品での主人公のストーリーへの絡み方はあくまで「一キャラ」であって「主人公」と呼ぶには弱かった気がします。まあスーパー系でしか遊んでない私が言うのもなんですが、主人公がはじめてロボに出会い乗り込むという面からスタートし、龍虎王というロボと出会って変わっていく一連のイベントで主人公が成長すると共に、他の主人公キャラ達に食われないだけの存在感を主人公が獲得していく流れでもありました。

さて、新規の作品という事で他のアニメのストーリーも一度リセットされています。そんなわけで過去経験したイベントもより秀逸な形で練り直されていたりするわけです。

中でもエヴァは監督がゲームのファンな事もあるせいか、結構派手にイベントが弄られています。
庵野監督の希望で入った「ブライトがシンジを殴って、シンジが『殴ったね!?父さんにも~』っていうやり取りのイベント」とか、『三号機の暴走をに呼応して覚醒する真・ゲッター』とか。ネルフ本部が自衛隊に襲撃を受けるシーンは『ティターンズが襲撃する』に差し替えられてたり。またその時のアスカに蹴散らされるジェリドの三下っぷりがたまんないんだ。

元々エヴァのネガティブな空気が苦手だった私ですが、スパロボを経由する事で素直にエヴァを楽しめるようになったというのが自分的に意外で。ああスパロボやって良かったなあ、と思った瞬間でした。

他にもマジンカイザーが初めて動き出すイベントも良かったっスね。量産型グレートというマニアックなネタもさる事ながら、その圧倒的な物量を物ともしないカイザーの強大さに強いヒーロー感を感じたものです。

さて昨日も語ったユーゼスが本作のラスボスになるわけですが、彼に洗脳されてしまったイングラムは別人かと思う程悪辣なキャラになってしまったわけですが。もう一人性格とヴィジュアルが大きく変わってしまったキャラがいます。
それが「第四次スーパーロボット大戦」で主人公として登場したイルムガルト=カザハラです。
一気に10個位歳を取った彼は若干生え際が後退し顎が伸び、要約すると大人びたわけですが。更に彼は軟派な性格に加えて『目的のためなら手段を選ばない』という要素を付加され、恋人であったはずのリン=マオとは別れてしまいました。より堀内ボイスが似合うキャラになったとも言えるな(笑

イルム×リン派な私としてはいささか残念ではありましたが何だかんだでこの二人は夫婦漫才を繰り返しているの二、三歩譲ってまあいいけれど。なんでイルムやリンのテーマソングが『Time to come』じゃないのか。そして何故イングラム&ヴィレッタのテーマが『スーパーヒーロー作戦!』か『輝け!!スーパーヒーロー』じゃないのかと。

ただそこだけがこのゲームの不満点だったりするわけです(笑
by tsujihatago | 2007-06-12 20:01 | ゲーム
<< スパロボ話・其の伍 スパロボ話外伝・其の弐。 >>