そんなわけで見てまいりましたよ、
仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010。
今回の劇場版はTVで完結しなかった
ディケイドの最終回と、
仮面ライダーW誕生秘話が描かれます。
ディケイドの方は明かされない謎もまたあるものの、そのあたりは視聴者の脳内で補える部分も多いのでTVの最終回という位置づけとしてはちゃんと楽しめますし、何より何故ディケイドが旅をする必要があったのか、ライダー達と戦うことを宿命付けられた存在なのかという謎が明らかになります。おじいちゃんと死神博士の関係もはっきりしますしね。
「アマゾンパートが無ければTVで収まったんじゃ…」とか言ったあなた!お口にチャック!
Wの方は初めての変身の時に一体何があったのか、翔太郎が言い出せずにいたおやっさんの死の秘密とは。
TVでもちょこちょこ「死んだ人間が生き返るという噂が」等と触れていた通り、今回はそのおやっさんが出て参ります。そのおやっさんを演じるのはなんと
吉川晃司。これがまたいい具合に歳とってるもんだからかっこいいんだ!
話の方も面白く翔太郎とフィリップ、二人が同時に成長する物語。浪花節も似合ってしまうのが和製ハードボイルドの強みだと思います。
さてここからはある程度控えるとはいえ
ネタバレありになりますんで、これから見に行く、あるいはDVDを待つという方は引き返すのが懸命です。そういうの気にしない人はそのままどーぞ。
さて
ディケイド。
TV版では「まさか」というタイミングで終了し、色々叩かれてました仮面ライダーディケイド。そのTV版最終回でキバーラの手により明らかに自己を失うようにアルティメットフォームに変身したユウスケは、仲間であるといいながらも最後に士に銃を向け引き金を引いた海藤は、迷彩服に身を包みライフルを構えるナツミは、最終回直後に流れた劇場予告で士を殴り飛ばすもう一人の士の姿は!?
全て出てきません!
なんだよ!片手でディエンド締め上げてたクウガとかただのイメージ映像かよ!と、激しい肩透かしを食らわされてしまいますがまあそこはそれ。あのライダー大戦が始まったタイミングからしばらく間が空いてるのでその間に色々あったんだろうなあと想像してあげるとしましょうや。
・スカイさんとかスーパー1とか昭和ライダーの噛ませぶりに泣く。泣きはするもののアタックライドの重ねがけができるんだったらもう誰が相手でも勝ち目無いよね。
クロックアプ(カブト)+マッハ(ブレイド)+アクセルフォーム(555)なんて事になったらもう手がつけらんないぞ。
・ライオさんいっぱい登場。TVだと出ても三体止まりだったのに…とはいえ物量において右に出るもののいないあのライオさんがここまで減らされるとは…唐橋さんもあの中にいたのだろうか。
・あれれ、剣崎なんでキングフォームじゃなくなってるの?っていうか…うわあなんて屈辱的な倒され方。
・Jさん頑張った。頑張ったけどあんたはお得意の成層圏までジャンプしてキックとかそれ位しちゃってて良かったんじゃないだろうか。
・ユウスケしれっと自意識持ってるのね。とはいえアルティの目が黒いのは「皆の笑顔を守るためなら悪魔にだってなってやる!」という発想からなんだろうね。自分が悪魔になってら笑顔でいられない人達がいる事を知っていたから雄介は赤い瞳のままアルティになれたに違いない。どうでもいいか、そんな話は。
・「俺はとっくに究極を越えている」って台詞があったからアルティも雑魚扱いされるのかと思ってたけど思ってたより頑張った。
・鳴滝さんの正体がゾル大佐というわけではなく、あくまでその能力を手に入れたって事だよね?死神博士と一緒で。
・SPIRITS読んだ後だとこのタックルのエピソードは必要なかったんじゃないかなあとか思ってしまう。無粋かしら。
・実は夏の映画ではドラスが大ショッカーのモブ怪人として登場していたというのは秘密です。
・ディケイドが戦わなければならない理由判明。まさかとは思ってたが予想通りではある。認識されなくなると消滅するっていうネタは子供に判るんだろうか。
・士の復活シーンかっこいい。けどあれだけむさくるしかったショウイチ君が何時の間にやらこざっぱりして警官になってたのが笑った。
・もう夏の頃に比べたらショッカーも残党状態なんだし、今回昭和ライダーはほとんど出てこないんだからしょうがないけど、決戦シーンのスケールは夏の方が上だと思う。
・でも片っ端からくすぐったくなったり痛みが一瞬だったりする様は面白い。
・クライシス要塞はなんか大きく見えたり小さく見えたり忙しいね。
さてここでWへ。この途切れさせ方は上手かったと思う反面、ディケイド&Wパートの存在を知らなきゃ「おいおい、また映画に引く気かよ」と思いかねない(笑
なんか長くなりそうなので続きは明日書くことにします。
って事でおまけ。ようつべで見つけた映画予告MAD。かっちょよす。