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気がつけば31日
いよいよ2006年が終ろうとしています。

いやー、今年一年振り返ると色々ありました。特に漫画仕事受けるようになってからそれに付随して色々あって。なんというかスケジュール管理の難しさを痛感しました。まあプライベートでも色々と。

うちの外から出るのは数えるほどで。昼も夜もなく動ける間動いて動けなくなったら寝るみたいな。おいちゃん一昔前の炭鉱夫のような生活だったよ。

そして今も原稿を抱えながらの年越しであります。まあ充実してる証拠なんですが。この年越しの何が厳しいってね、昨日の段階になって突然親が「あ、正月明けまで旅行に行ってくるから」って言い出したことですよ。

「またかい!」

って思うじゃないですか。ついこないだも出かけてたろうに。
一人で原稿やりながら年越しとは寂しい話だと思っていたら母から酷い追い打ちが

「電子レンジ壊れてるから」

暖かいご飯を簡単に作るというわけにはいかないっぽいです。まあ餅でも焼いて過ごせばいいかー・・・と思ったらトースターも壊れてやがる。
男が一人で生活するに当たって電子レンジとトースターが無いってなかなか厳しいと思うんですが。どーにも食生活とかすげぇ侘しい事になりそうです。
そしてそんな中TVから流れる漫画道。色々アレな気分になりますな。

とにもかくにも皆さんお世話になりました。来年からもよろしくお願いしますー、という真っ当な締め。
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by tsujihatago | 2006-12-31 16:09
忘年会その弐。長文。
待ち合わせの御茶ノ水。私達を笑顔で迎えるエラ呼吸の顔面を私とすがのさんが鉄の拳で叩いて砕いたのは言うまでも無いわけです。
さて飲みの会場に集った人達はエラ呼吸の同人誌に参加したエラ本人、しのさん、すがのさん、ヨビさん、俺ちゃん。そして王子、きみをさん、やにおさんの計8人。
チョイスされたお店は黄金の蔵


同人誌に参加した人にはエラ呼吸が奢ってくれるというので容赦なく頼みました。つまみを。だってしょうがないじゃない、仕事もあるし俺基本的に下戸ですもの。まあまったく頼まないのもアレなのと、まったく飲まないとやにおさんに苛められるのでワイルドターキーをロックで頂きました。さぁ絡むぞ。

さて、よくよく席順を見るとエラ呼吸がド真ん中。彼が特定方向を向いて身振り手ぶりつきで面白おかしく語るものだから彼に振り向いてもらえない私達は寂しい瞳に涙を溜めながらやさぐれるしかないわけです。 具体的にやにおさん、きみをさん、ヨビさん、俺。
面子を見れば解る通り俺たちゃ裸がユニフォーム。酒で反吐を洗うようなド汚ぇべらんめぇトークがすげぇ勢いで炸裂します。主に何を話していたのかということに関しては個人の名誉のために伏せるとして。まあトークの内容を思い返す限り「そんな上等なモンはねェーッ!」って気もする。

ひとしきり飲んで騒いで次はカラオケ。移動の最中やにおさんに「ツジ君ってフレイムモンスターみたいな顔してるよね」と言われる。ビキビキィッ。

さてさて、カラオケでも炸裂するエラ呼吸のワンマンショー。むしろ地獄のワンマンアーミー。鉄の血潮に濡れた肩、地獄の部隊と人の言う。入れる曲入れる曲人にマイクを押し付け、そして歌ってもらえずただ流れていく音楽にその両ヒレをビチビチと打ち震わせながら次第に死んだ目になっていく彼を肴にとりあえずウーロン茶を飲む。皆意地悪だなぁ、って酒だよコレ。何故か頼んだウーロン茶が全て酒に化けており下戸な私のテンションもぎゅんぎゅんおかしくなっていく。どれだけおかしかったかというと帰って働くつもりだったのにそのままエラ呼吸と一夜を共にしてしまった位。


はたと気付くと見知らぬ天井にガバと跳ね起き、朝チュンをBGMに隣を見るとそこにはエラ呼吸───ではなくやにおさんが。正気に返った私に気付き、優しく微笑む彼を見て次第に昨夜の記憶が戻ってきます。クリアになっていく記憶に次第に頬が赤くなり、視線をあわせているのも難しく僕は思わず彼から目を逸らした。

これがフィクションでなかったら俺は死ぬ。

結局始発で帰る事にした俺とエラ呼吸にやにおさんが付き合ってくれる事になったわけですわ。てなわけで秋葉のファミレスで紅茶尽くしの一夜です。まあ色々お話したわけですが概ねここには書けない事がメインだったのですが、最も大きく心に残ったやにおさんの一言を記す事にします。


「大丈夫、安達君『は』もっと伸びるよ」


・・・・・・・やにおさん───もしかして俺のこと嫌い?
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by tsujihatago | 2006-12-29 13:43
忘年会。長文。
その日私は薄ら寒い仕事部屋の中、一人机の体裁を取り繕ったダンボールとトレス台の上に鎮座する白い上質紙に立ちに向かい、残念ながら灰色とは言えない脳髄をフル回転させながら今だ不慣れな漫画仕事に没頭していた。

だから気付くのに少し遅れてしまったのだ。私の携帯にあの男───その容姿からは熟練のヒヨコ鑑定士でさえ雌雄を判別する事も難しい彼(便宜上ここでは彼と呼称させて貰う)、例のエラ呼吸から着信が入っていた。

一体何の用事だろう。彼とは翌日忘年会で会う事になっている。直前で連絡とは何かトラブルでも起きたのだろうか。時期的に風邪でもひいたのだろうか。よく考えてみれば彼はエラ呼吸の生物であるにも関わらずバイクに乗る。幾ら彼の両ヒレが器用であったからといって自在にブレーキを操れるかははなはだ疑問だ。事故にでも遭ったのかもしれない。答えなど出るはずも無いものの、不可解なタイミングでの連絡に無闇に焦燥を掻き立てられた私は震える手で彼の携帯に電話をかけた。

一回、二回。呼び出し音が響く。その間が私の尚早に拍車をかけた。きりっ、と小さく奥歯を噛み締めて三度目の呼び出し。そこでプツリという音と共に呼び出しは止み、受話器の向こうに大勢の人間の気配が感じて取れた。そしてそこからはいつもの元気なエラ呼吸の声が聞こえてきたのだ。

「あ、ツジさん!明日の映画はパプリカ見るのやめて鉄コン筋クリート見ましょう!」

説明しなければなるまい。この忘年会は先日告知したエラ呼吸の同人誌に参加した面子にエラ呼吸が酒を奢る、というのが発端だったのだ。感想は後日改めて書くつもりでいたが、丁度その頃パプリカを見終えていた私とすがのさんはその独特の映像美と音楽に心を打たれ、再びこの映画を見に行きたいという話をしていたのだ。アニメや映画の類が好きな人間同士でこれを見た後わいわいと映画の話をすればきっと楽しいだろう。そう思った私達は忘年会の前に早く集まれる人間でパプリカを見に行こうという話になっていた。
だが生憎都合がついたのは私とすがのさんの二人のみという結果だった。
では二人で映画を堪能してから飲みに向かおう、という話が決定したのが先日の事である。それを前日になって突然覆せ、と彼はのたまったのだ。

況が見えない。彼は都合がつかないと断ったのではなかったのか。怪訝そうに眉間に皺を寄せながら私はこう返した。
「俺は別にいいけど・・・すがのさんにも連絡を取らないと」
「大丈夫、ここにいます」
どうやら電話の向こうでは某社の忘年会が行われている模様。大勢の人の気配はそういう事かと納得した。
「すがのさん、明日の映画はパプリカやめて鉄コン筋クリートにしましょう!ツジさんはOKだって!」
「え?ええ?」
電話の向こうから聞こえるすがのさんの声は明らかに状況をつかめていない。強引な事の運びに納得がいかずに思わず渋い顔をするが電話の向こうにそれが伝わるはずも無い。
エラ呼吸はとても楽しそうに「じゃあ帰ったら映画館の下調べとかして待ち合わせ時間とかメールしておきますね!じゃっ!」その言葉と共に電話は切れた。深い海にでも潜ったのだろうか。シュトロハイムッ!話はまだ半分だぜーっ!

そして当日。私の普段の睡眠サイクルは朝寝て昼起きるというような形になっている。夕方に始まるパプリカを見る分にはこれで問題無いのだが、エラ呼吸が時間を提示しないまま忘年会に突入している以上私は朝寝て朝起きて映画に向かう時間を確認する必要がある。私は2時間の睡眠の後眠気に耐えるべくウドのコーヒーを啜りながらデスクトップPCを起動しメールソフトを立ち上げた。
そこにあったメッセージはまさに驚愕に値するものだった。

「今帰ってきました。もう二徹とかしてるんで映画とか行けません。すがのさんと連絡とって楽しんで来てください」

 お 前 は 何 を 言 っ て る ん だ 

夕方。テアトル新宿ですがのさんと待ち合わせる。開口一番二人はこう口にした。
「あのエラ野郎!」
憤怒と呼ぶのは甘すぎる。怨嗟と呼ぶのは優しすぎる。憎悪と呼ぶのはぬるすぎる。およそ考えうるだけの禍々しい感情を込めつつエラ呼吸への罵りの声を上げながら二人は映画館の中へと向かった。それから約二時間。映画だけでは癒しきれぬどろどろとした物を内心に渦巻かせながら私達は待ち合わせの駅へと向かう。そこには彼がいるはずなのだ。人の予定を踏みにじり、人の心を解さない。人の肺腑を海に捨て、胸にエラを備えた男。

そしてこの話は次の更新に続くのである。だってまだまだ色々あったんですから。

そうそう、色々脚色してあります。だから限り無くノンフィクションに近いフィクションです。フィクションってついてればそれでいいじゃん。
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by tsujihatago | 2006-12-28 14:54
出ます、出てます。
引越し前に言った気がするけど漫画描きましたー。どこに掲載されるかは裏ページ参照のこと。
20Pで一本描かせて頂きましたー。自分なりにテーマを持って描いてみたんですがやっぱり漫画は難しいです。でも描いてて楽しいです。そして何より思い起こされるのは食中毒が辛かった事。編集様、ホントご迷惑おかけしました・・・

アリアンロッドのアイテムガイド出ましたー。
いくつかアイテム描かせてもらいました。結構描いたつもりでいたのですがこの総数を見ると微々たるものな気もします(笑
今回量が量だけに追加されたアイテムの方ばかりに目が行きがちですが追加されたスキルがかなり強力な気がします。上級クラスになってても思わず旧クラスに戻りたくなるような。これは頭の捻りがいがありますよー。

GF出ましたー。
今回のN◎VAはちょっぴりエロスです。ラフ段階ではやりすぎた位。いや、やにおさんのせいですきっと。でもテキストのせいにしちゃうのってやっぱり卑怯なのかしら。
絵描きを暴走させてしまったキャラとは果たしてどんなキャラなのか、是非今号をご覧になって下さいw
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by tsujihatago | 2006-12-27 11:21 | 仕事
ライオン丸G最終回@ネタバレ
いやー・・・面白かったです。
今までのドタバタノリからは予想だにしないシリアス展開。
獅子丸の力及ばずレギュラーメンバーが無残にもバタバタ死んでいくという現代に甦るピープロ手法(笑

「彼は誰も救えなかったがあの戦いは無意味ではない」という言葉は事件が終った後の獅子丸の顔つきを見れば色々窺い知れると言う物で。言うなればライオン丸Gはヒーローが活躍するための話ではなく、1クール使って一人のヒーローが生まれるまでを描いた物語って感じでしょうか。

ジョーさんが何時の間にか童貞喪失してたり、事が終わっても獅子丸は相変わらずインキンだったり。暗い気持ちになる中思わず笑ってしまう要素がいっぱいで楽しかったですよ。

絵的に残酷すぎないかとかどうとか色々あるでしょうけど深夜帯だしOKじゃないかなぁ。
コミカルな展開に斬新なアクションと絵作りは今年の特撮陰のMVPって感じじゃないでしょうか。
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by tsujihatago | 2006-12-26 12:11 | 特撮
メイド喫茶へ行って来ました
タイトル通りです。
これから先漫画で描いたりする時に、少しでもディティールを埋めておければなーと思いつつ秋葉に行ってきた訳ですが。
場所がどこかは伏せておきましょう。漫画のネタにした時「そんな目で見てたのか・・・」とか思われるのは嫌なんで(笑

思い知ったのは私ももう歳だという事でしょうか。クリスマスケーキとか食べられないよ、生クリームとか胃が受け付けないよ。まだ20代だというのにどうなってるんだ。

あとイベント系に参加できるほどテンションを上げるのが難しい。いや、テンションの上下を相手にコントロールされるのが苦手って言えばいいのか。包拳礼をしながらジャンケンとか辛いです。

まったくワシも老いたもんじゃて。
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by tsujihatago | 2006-12-26 10:51
繋がらない私~♪
繋がらないあなた~♪
そんな歌があった事が思い出されます。

とにかくネットに繋がりません。半日以上。もうこの状態を聞けばおよそどこのプロバイダ様なのか皆さんお分かりでしょう。今回のお家はとことん相性が悪いらしく。ホント別のとこと契約しなおさないとダメですな、コレは・・・畜生。
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by tsujihatago | 2006-12-24 01:34
N◎VAキャラシ発掘。
どうでもいいけど日記を書き込もうとするたびに回線がブツブツ切れるプロバイダ様はなんとかならないもんか。日記のテキスト吹っ飛んだりするのは痛いよ。

さて、引越しの中発掘したキャラシの中には当然N◎VAもあるわけです。ブツはR用キャラシ。犯罪心理研究所の所長でタタラ、フェイト●、エグゼク◎というキャラでした。

当時シナリオが出来上がっていない場合は、シーン毎にルーラーが交代して即興シナリオを展開していくと言うプレイが流行りだったのです。その中でも指折りで印象に残っているプレイに参加したのが彼でした。

そのプレイのPC1を努めていたのは60過ぎというような感じのベテランのタタラ。ロケットなんかを作っていたという技術屋さんです。
導入は彼がバーで飲んでいるところに若い男が訪ねてくるところから始まります。その若い男はPC1が20年前に自分のミスで起きたロケット事故で死なせてしまったはずのパイロット。それが当時の姿のままで現れてPC1に依頼します。

「もう一度あんたのロケットで飛びたいんだ」

ちょっとこの導入は痺れた。ツボだった。PC1がいい年してなかったらできない導入な気はするけど(笑
そんなわけでPC1はその事件以来開発を諦めていた新技術でのロケットを再度作り始めるわけです。

それに敵対するゲストはそのパイロットの昔の恋人。PC1のミスで恋人奪われた彼女は現在巨大企業のエグゼク。新技術を取り入れたロケットを奪取し、再び現れた恋人を今度こそロケットではなく自分の方を向かせようとします。

キャスト達はあるいは人情で、あるいはビジネスでこの事件に関わりながら生き返ったパイロットの真実に近付いていくわけです。
シナリオがシナリオだけにエクソダスやタイムリー、M&Aがかっこよく飛び交う様が印象的でした。自分M&Aで新技術の特許権を購入してロケットを奪われないようにするとかやってた気がする。

気が合ったり趣味が合ったり、そういう面々で集まったからこそ成立するカジュアルな魅力が詰まったプレイでした。
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by tsujihatago | 2006-12-22 16:35
思い出のキャラシ。
引越しというといろいろ懐かしい品が出て来るわけですが。
その中にはどうしても鼻提灯の二つ三つまとめてこさえてしまうようなキャラがいるわけです。

私は毎週10人以上人が集まるようなTRPGサークルに所属していたわけです。それぞれがシナリオを用意し、毎週末借りた教室の黒板にそれを書き出し、好きな卓に票を入れてその日のゲームを決めていくのです。
そういう中にいると同じルールを使用していてもGMによって全く別物のゲームになったりするわけです。「ワールドとはこの本を手にとった人と同じ数だけ存在する」って感じでしょうか。
その代表格の一つに文庫サイズであるという手軽さを強みに持つソードワールドがありました。時にハードボイルドに、時にコミカルに、時にSANチェックが必要になったり。常に身行動を共にするパーティというのは僕達のアレクラストには少なく、GMの許可を得た上で毎回入れ替わる様々な仲間とアレクラストを旅するわけです。

発掘したキャラの名前はネル。眼鏡でエルフのシャーマンファイターでした。エルフの能力はD6+6で求める部分が多かったために、時として恐ろしい能力値のキャラが表れます。ネルもその一人でした。
そのままマジックユーザーになると他の人の見せ場を喰いかねないと判断した私は、エルフでファイターをメインにしてみんなの足を引っ張るキャラにしようと考えたのです。片手にスモールシールド、片手にメイスやモーニングスターのエルフってヴィジュアルに惹かれていたというのもあります。それが大惨事の始まりでした。


ある時古代遺跡の調査に出た彼女は核の炎に包まれました
ええ、核バズーカを回避し損ねた彼女は初めての冒険で命を落としたのです。
GMもそれを哀れと感じたのでしょう。古代遺跡に残されていたロボットがその技術を持って生き返らせてくれました。サイボーグという設定を付加して。それ以来ネルは脳髄をミノフスキー粒子に侵され、いつしかサンライズマジックを操るダークプリーストになっていました。

ある時彼女以外のパーティメンバーは全員蛮族のファイターでした。 リーダーは一般技能に『一騎当千』という響だけで作られたスキルを持ちつつ「て、天は龍の住まうところ、だ」と呂布語で話す。一人は鰻を生で食っても無事で空も飛びそうなどこの鳥丸族だという奴。身長が260cmを越えるゴツトツコツみたいな奴。その肩に揺られる哀れなネル。遠目に見ても近目に見てもトロールの群れとそのオヤツにしか見えませんでした。

そんな彼女達と戦った相手もクセのある人達で。古代遺跡から現れた光の巨人だったり、三人組のホムンクルス少女だったり。
リーダーのブロッケン、キュートなパピルス、そしてタフだぜマザーファック!どんなネーミングだよ。
ガオレンジャー放送当時に動物の紋章が入った宝珠を手に入れ、「やった!きっと変身アイテムだ!」と思ってガオシルバーになるべく狼の宝珠を使ったるシルバーボルトにされてしまったり。


多分色々末期症状だったのでしょう。取り返しのつかない世界でした。ありえない世界でした。
それでも毎週末、黒板に変わらず書き記される『ソードワールド』の文字に私の体はそのプレイを思い出し、熱く昂ぶり疼くのです…


※なんか思い出したら申し訳ない気持ちが沸々と沸いてきました。色々ごめんなさい(汗
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by tsujihatago | 2006-12-21 11:16 | TRPG
N◎VAクロ
僕がトーキョーN◎VAに出会ってどれ位たっただろう。
初めて出会ったのは2ndの頃。確かBLAKK BOXが発売した直後だった。

まだ当時は銃や近未来といった要素が苦手だった頃、サークルの先輩達の薦めでその世界へと足を踏み入れた。
初めて触れるサイバネティクスと魔法と銃と企業と、そして軍とが入り乱れる中ドライでウェットなキャストとゲストが凌ぎを削るアーバンアクションと言う名の近未来。
初めて触れるトランプという特殊な判定、組み合わせ、それに神業。

その世界にどっぷり浸かってしまうのに大した時間はかからなかった。まさかその後トーキョーN◎VAの一端に自分が関わる機会が得られるとは思わなかった。なんとも感慨深い話だ。


あの出会いから10年が経とうとしている。ポケットロンがPDAという形で一般的になり、ヴィークルに限らず人体に対する技術の進歩にも目を見張る。ブレインインターフェイスだって目前だ。そして日常的に自分の口から「2秒」というニューロタングが飛び出すようになった現在、何度も言われて来た事だが時代はニューロエイジに追いついた、というヤツだ。


引越しの最中に出てきた古いキャラシやレコードシートと一緒にN◎VAクロを見ていると不思議な気分になる。SSSを始めN◎VAの歴史に関わるシナリオを何度も経験してきた。空白の一日では天津昴一郎を殺し損ね、千早雅之を殺し損ね、乾直之の暗殺にさえ失敗した。浅草戦争では南海子と弁天の間を駆け回っていた。TRPGを初めて間もない頃の初々しい気持ちだの、当時の失敗だの成功だの友人とのやり取りだのと。


TRPGは遊んでそこでお終い、という類のものではない。ストーリーラインがあり、ゲーム性がありコミニケーションがある。それは記憶として、ウェットな言い方をすれば思い出として自分の中に残っていくものだ。

N◎VAクロニクルはその思い出に輪郭を与えてくれる。記憶の引出しの鍵になってくれる。お勧めしないわけが無い。あなたが成人ならアルコールを片手に一人でニヤニヤしながら見たっていい、一緒にニューロエイジを経験してきた友人とわいわい騒ぎながら見たっていい。全然N◎VAを知らない人を捕まえて相手が引いているのに気がつかないまま語ってしまうのはやめておいた方が賢明だ。

そういうわけでここにはトーキョーN◎VAの歩みが詰まっている。
僕のニューロエイジがあなたのニューロエイジと同じであったなら・・・嬉しいなぁ。

修羅の刻締め。
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by tsujihatago | 2006-12-20 12:31 | TRPG