他国の歴史物であるにもかかわらず日本国内でも高い人気を誇っているのが
三国志。皆さん学校の授業に限らず、特にオタ暮らしをしている人には幾らでも触れる機会が会ったことでしょう。
今日は
ジョン・ウーの
レッドクリフの公開も近づいているので三国志絡みの話でもしようかなあと思います。
http://redcliff.jp/index.html
私が初めて触れた三国志。
それは私の姉が金曜ロードショーで流れていたものを録画した、劉備が主人公(画像参照)のシンエイ動画版三国志でございました。
噂に聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
「ちょっwww孫夫人凧に乗ってるwww」「ちょっwww孫夫人
パンチラ」などなど、三国志キャラの女性化も見られるようになった昨今三国志キャラのパンチラもけして珍しいものではなくなりましたが何が元祖だったかといえばやっぱりここでしょう。
さらに女性化の元祖といえばやっぱりこのシンエイ動画版の于禁(画像参照)です。蒼天航路とか見てた人ならその変りっぷりに腰を抜かすことでしょう。いや、蒼天自体武将の解釈の斬新さに腰を抜かしたりしたモンですが。
しかしまさか于禁と曹操の間でフラグ立ててくるとは思わないじゃないですか(笑
どっこいその程度で驚いてはいけません。このアニメで最も腰を抜かすのが曹操です。いいとこのボンボンとして生まれたハズの彼ですが、その生い立ちはこのアニメの中でまるっと書き換えられています。
劇中の曹操が自分の兜を取って「劉備ぃ!この髪を見るがいい!」と金の長髪をなびかせながら語った彼の過去たるや座り小便どころの騒ぎではありません。
「母はどこの誰ともわからない他国の侵略者に犯され、髪と目の色の違う息子を産んで絶望と共に死んだ!その俺がどんな生き方をしてきたか…今は思い出したくもない!」ってどんだけハングリーな背景背負わされてるんだよ曹操!
他にもやたらとアイシャドーの濃い孔明や
池田秀一ボイスの周瑜、
鈴置ボイスの曹仁、三下な雰囲気バリバリの司馬懿に色男とは程遠い趙雲、みみっちくも盾に仕込んだ
トリカブトつきの手裏剣で不意を撃って関羽を倒す典韋など、もう今見返すと「なんでやねんっ!」と突っ込みたくなる改変というか見所満載のアニメです。
でも勘違いされないようにこれも書いておくけどちゃんと面白いアニメでしたよ。絵も綺麗だし曲もいいし。
史実通りの展開ではないものの、前後編って短い構成の中で色んな武将に見せ場を作ったり。特に後編、劉備側のメインキャラに戦死者が連続して出たり裏切りの連続があったりとかはいい感じに飽きが来ません。
黄忠の死にっぷりがまたかっこよくってのう…
DVDこそ出てませんがたまに古いレンタルビデオ屋に置いてあるので機会があったら見てみてもいいんじゃないでしょか。
ああ、思えばこのアニメのせいかもしれん、俺のくノ一フェチが始まったのは。いや、美蝉ってオリジナルのキャラがいてね…(以下略