アメコミ分補充。一応ネタバレ注意。
今月は仕事が忙しくて井上さんWatchmenキャンペ-ンをお休みせざるをえなかったので、悔しいからこないだ買ったアメコミの話。

発売して結構経つんだけど、タイトルは『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』。ええ、例によってバットマンですとも。ここから先ネタバレあるのでこの本を読む予定で読んでない方、Go home。

このバットマンはかの名作、キングダム・カムとは違った視点で『ヒーロー達の老い』を描いています。
ヒーロー達は老い、ある者は力を失い、ある者の心は折れ、ある者は老いて尚代わらず愚直に正義を行う。
キャットウーマンは最早セクシーなボディラインをタイトなスーツで露にする怪盗ではなく、薬漬けで息も絶え絶えな老婆である。
バットマンは自らが死んだと偽りケイブに篭り、自分が打ち倒した若い犯罪者達を次代のヒーローとして育成し、彼らを部下として地下活動を続けている。
スーパーマンは一線から身を引き、人目を忍んで人を救い、変わらず過激な行動を続けるバットマンを罵る。
スーパーマンとワンダーウーマンの娘は母に育てられ、力に劣り争いを繰り返す人間達を見下し、人間なんて我々が支配してしまえばいいと言い出す始末。

そんな中、新たに迫る悪の影。ルーサーが、ブレイニアックが、そして死んだはずのジョーカーが。
彼らの前に一人、また一人と命を落とすかつての巨人達。ガーディアンが、ホークマンが、ホークガールが、ジョン・ジョーンズが、キャプテン・マーベルが。超人達が物言わぬ骸となっていくその中でただ一人膝を折らず立ち上がり、悪に立ち向かい続けるバットマン。
絶望的な状況下に勝機を見失い頭を垂れるスーパーマンが娘に告げる。

「彼は唯一の希望だ。このクソ野郎が。我々の唯一の希望なんだ」

果たしてバットマンは世界を救えるのか、ヒーローを救えるのか、次代を救えるのか。たった一人の老人の背に、今だかつてない程重い使命が圧し掛かる───

「タイツを穿け、子供達よ…今こそ奴らに地獄を見せてやれ」


そんな感じ。
今回のバットマンはスキンヘッドの老人です。勿論がっちりはしてるんだけど。かなり寿命がキてたりします。脳にコードをいっぱい繋いで酸素マスクをして、ってしてるシーンがある位だし。
今回のバットマンとスーパーマンの対立はかり激しいものだったりするんだけど、それでもブルースを信じ続けるスーパーマンがたまらない。
娘のラーラがバットマンの容態に気付いた時のやりとりが短いんだけど良くてさ。

「死にかけてる」
「ブルースに限って」
「死にかけてる」
「お前はブルースを知らない」

スーパーマンにとってバットマンの間に大きく力の差があるにも関わらず対等以上に思ってる、というのがストレートに出てて痺れましたよもう。
とりあえずラスボスの正体が判明した時の「お前ーっ!」って感覚や、ラストシーンの〆のセリフとか超ステキ。うおー、こういうロルしてぇぜー。

やっぱね、かっこいいわ、バットマン。
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by tsujihatago | 2008-01-29 19:28 | 漫画
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