魔界塔士の話。
私がそのゲームと出会ったのはもう随分と昔の事になります。
そのゲームはゲームボーイ発のRPGとして発売され、そして不朽の名作としておくの子供達の心に深く刻み込まれると共に多くのシリーズを産んだのです。

その名を魔界塔士SaGa。私が最も多くエンディングを目にしたゲームです。
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確かONIかなんかと発売日が近かった性でどっちを購入するべきか悩んでいた気がしますが、私の周囲はFFわっしょいな空気だった事もあり、RPGならスクゥエアが安牌であろうと一斉にSaGaを予約した事をよく覚えています。

そして発売日当日。友人達とゲームを購入すると皆で一斉に友達の家に集まり、全員同時にスイッチオン。当時皆がFF&ドラクエに染まる中「俺はメガテンだぜ」というアウトローを気取るようなスタンスを取っていた私はモンスターを扱えるという事がとても先進的な物に思われたため、人間男、エスパーマン、アルバトロス×2でスタートしました。

冒険の舞台となるのは巨大な塔によって繋ぎ止められた無数の世界。その中でも特に巨大な4つの世界が主人公達の主な活躍の場所となるわけです。
スタートはベーシックなファンタジー世界。剣と魔法を武器に盗賊に攫われた娘を助け出したり悪逆を尽くす王を倒したり。ストーリーも大きな起伏は無く、むしろその世界はモンスターの仲間にモンスターの肉を食わせて変化させるというシステムを堪能する事に楽しみを見出していた気がします。
そして次の世界へ、次の世界へ。その塔の頂点にあるという楽園を求めて冒険を続ける中、海洋世界、雲海の世界、そしてブレードランナーな世界と冒険を繰り広げていくわけですが、このゲームはそのなんともいえないカオスな世界観が楽しかったです。
エルメスの靴を履いてゾクのハチマキを撒いて、関羽の鎧を身に纏いつつチェーンソーを振り回すとかありえないヴィジュアルだよ(笑

イメージとしては海洋世界までが平坦な感じのRPGってトコでしょうか。ストーリーラインに驚きがあるとかではなく、何か特定のアイテムを探してその世界のボスキャラを倒してというくらいしかイベントは無いんですけれど。そこから先でした、私がSaGaの世界観にはまったのは。
塔の途中にある病院ではかつて自分達と同様に塔に挑み、しかし目的を果たす事ができなかった者達が口を効く事さえできなくなったままベッドの上に寝かされています。
雲海の世界では世界を支配している怪物の部下となり、怪物に挑むテロリストの少女ミレイユに手を貸すことになるわけです。このミレイユ達姉妹の間にあった愛憎は、それまで平淡な印象だったSaGaという世界に大きく揺さぶりをかけてきました。
そしてブレードランナーですよ。廃墟と化した街並に辛うじて残る街。アキバでICボードを購入したりプルトニウムを手に入れたり。恐らくはドライなはずの世界であろうそこを舞台に繰り広げられる暴走族とのウエットなストーリー。友人達の中では頭の中で北斗の拳が浮かんでいた中、俺の頭の中はキャプテンパワーで一杯なのでした。

こっから先はもう、無力なはずの人が何故この塔に挑む事になったのか。怒涛のように謎が明かされてくわけですよ。
その理由を知った時に「かくばくだん」を手に入れる際のイベントがぐっとくるわけですわ。いまわの際に我が子を救いたいと命を捨てて男が祈った相手が…ってアレですわ。
こう、そういう印象的なイベントをスクゥエア得意の神音楽がばっちり盛り上げてくれるんだからぐっとこないわけがない。当時映画も含めて「スタッフロールとか超だりー」って見てられなかった私が最期までエンディング画面を食い入るように見ていた事を覚えています。
全員ブラックプリンにして片っ端からラスボスを消化して仕留めた事はイイ思い出。スーパースライムとかになる必要無し。

このゲームはラスボスにチェーンソーとかすざくにブレイクの書とか色々有名ですが、実は初期型には多数の裏技が搭載されています。エスパーがモンスターになってしまう裏技、肉を食べなくてもモンスターを変身させる事ができる裏技。開始直後から女性キャラのステータスを最高値まで上げる裏技等枚挙に暇がありません。昨日貼り付けたニコニコ動画を見るまで知りませんでしたがアイテム変化の裏技とかもあったらしくて。やべぇ…俺も神の右腕とか装備したかった…いや、データ弄れとかそういうんじゃなくてさ、裏技としてやることに意味があんのよ(笑

ちなみにこの初期型SaGa。つい最近まで持ってたんですが引越しの際に処分しました。今でも時々昔を懐かしんでほろりとしたりしています。
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by tsujihatago | 2007-10-02 17:21 | ゲーム
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